人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2010年4月よりシンガポールでの生活をスタート。趣味のカメラ:NikonD60で撮った写真を交えながら、シンガポールでの生活を綴ります。 リンクフリーです


by lovelynn311
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

駐在妻の苦悩

異動が多いこの季節。
子供を幼稚園に通わせてると年間を通して「誰々ちゃんが帰国するのでお別れカードを書いていついつ迄に持ってきてください」というお知らせがよく来るけど、やはり一番多いのは3月、4月らしい。小学校に入っても、1年終わる頃には全クラスの3分の1程度が入れ替わったりするとのこと。

うちのコンドには、ご主人が同じ会社に勤めてる家族が5,6家族居て、その会社でも異動があり、
今度はアフリカのある国に行く辞令が出てるそうで、ここ数日はその話題でもちきり。。。。

しかも家族は一緒に行けない。シンガポールは例外で、ほかの国の場合は生活基準とか日本人学校とか治安の問題で一緒には行けない。その場合はご主人だけ単身赴任で、妻子は選択の余地なく日本に帰国。断る=首になってもおかしくないそうで、仕方ないと諦めるしかない。
しかもこの会社は、小さい赤ちゃんが居ようと何であろうと、初めての海外赴任の場合はシンガポールですらすぐ家族も一緒に来ることは許されてなくて、先に単身赴任して2,3年経ってからやっと合流できるという理解不能なルールもある。実際、赤ちゃんの時期にパパ不在で育った子も何人もいる。そしてまたその繰り返し。。。。。ハタから見ていて本当にかわいそう。

シンガポールで一緒に住んでいる時も奥さんたちにかかる負担は大変そう。ご主人はみんな毎日のように夜中にならないと帰って来ないし、なんと土曜日まで出勤。働きまくって給与だけはたんまり貰えてというならまだしも、そうでもないらしく、みんなそれなりに節約して暮らしている様子。
子供なんて、パパの顔見るのは週末だけだったりする。

7年もシンガポールに住んでたある家族なんて、今回帰国が決まったが(ご主人はアフリカ)、その通知もなんと1ヶ月通知。7年も住んでて、最後の思い出作りをする時間もなく辞令が出た翌日にはもう引越し業者の見積もりを呼んでお別れ会ランチの話まで出て、それはそれは慌しい。。。。

ここまでってのは、日本の会社の中でもひどい方なんだろうけど、パパは何のために働くのか。。
家族ともバラバラで大きくなる娘たちにも会えず、また一人アフリカへ行かされるパパの気持ちと、また一人で子供たちを育てないといけないママの気持ちを考えると、人ごとだけどお腹が痛くなってしまいそうです。。。。。
by lovelynn311 | 2011-02-10 11:17 | シンガポール日常あれこれ